コードブルー・シーズン3の5話が放送されました。
天才ピアニストの天野奏ちゃんが手術することを決意しましたね。
ピアニストでありながら、手指の動きをつかさどる神経近辺に腫瘍ができてしまうという非情な運命。
藍沢先生と天野奏のこれまでのエピソードを振り返ってみたいと思います。
天野奏役は田鍋梨々花(りりか)さんです。
藍沢先生の迷いと患者を想う気持ち
藍沢先生(山下智久)は、手術を行えば奏が人生で一番大切にしているピアノを弾くということを奪ってしまうかもしれないことに苦悩します。
奏は、病状が悪化し普通なら耐えられないほどの吐き気や激痛にも耐えていました。
その様子を見て、ますますどう言って手術をするよう説得すればいいのか悩む藍沢。
そして、藍沢先生が選んだのは、この言葉でした。
「大丈夫だ」
奏の病室を訪れて奏に語りかけます。
君はすごいな。そこまで体調が悪かったら、一刻も早く手術をしてくれと言うのが普通だ。それだけ、ピアノが好きなんだな。手術をすれば後遺症が残る可能性もゼロじゃない。でもそうなったらリハビリをすればいい。
リハビリはつらい。時間もかかる。
でも君ならきっと乗り越えて今と同じくらい大好きなピアノが弾けるようになると、俺は思う。
君はとても強い
だから大丈夫だ
こう言って優しい笑顔を見せました。
奏は、「久しぶりに見た。藍沢先生が笑ったの。なんか大丈夫な気がしてきた。先生の笑った顔を見たら。」
と言って手術を受ける決心を固めます。
~患者が提供するのは医療だけじゃない。
勇気付けたいと思ったら笑ってあげたらいい。
医者が見せるふいの笑顔は薬よりも患者の心を癒すのかもしれない。~
同じ脳神経外科の新海先生は、藍沢の話を聞いて心配します。
「『大丈夫』なんて医者が軽はずみに結果を約束するなよ。後遺症が残れば、
訴訟にだってなりかねない。」
藍沢先生は、「とにかく命を救いたい。俺たちは患者を救う医療を提供できる。あとで嘘つきと罵られようが彼女には生きてほしい。」
それを聞いて新海先生は、「いつからだろうな、医者が患者に大丈夫と言えなくなったのは」とつぶやくのでした。
藍沢先生は、命が第一と信じている中で、奏ちゃんと出会い大切なものを失う恐怖を抱えている患者にどう向き合っていけばいいのかを考えていました。
命と命より大切だと思うものどちらかを選ばなければならない時、医者は命を優先する。命さえあればいつか大切なものを失った辛さも乗り越えられると信じているから。
けれど、失うものがあまりにも大きいときは医者はどうすればいいのだろう。
そして、やはり命を救うことが自分ができることだと信じて、「大丈夫だ」という言葉を使って背中を押すことにしたんですね。
その後奏の容態が急変
脳圧が限界まできたことによりけいれんを起こしたため緊急手術が行われました。
術後の経過は?奏の手は・・・
手術は成功し、あとは、奏の手に後遺症が残っていないか確認する段階にきました。
ゆっくり手を持ち上げる奏ちゃん。
問題なく上がり、涙をこぼします。
しかし、お母さんが差し出したハンカチを受け取ろうとしたときに手が大きく震えて・・
http://www.fujitv.co.jp/codeblue/index.html
新海先生と藍沢先生の笑顔も消えてショックの表情。
手術には成功しましたが、やはり後遺症は残ってしまったよう。
次回、何が起こったのか詳しく分かります。
あらすじ
藍沢耕作(山下智久)と新海広紀(安藤政信)により、天野奏(田鍋梨々花)の手術は無事に終わった。しかし、白石恵(新垣結衣)が新海に手術のことを聞くと、どうも歯切れが悪い。奏の両親は手術結果に納得しているらしいのだが…。
田鍋りりかちゃん、具合が悪くても意思の強さを感じさせる様子などすごく演技が上手だと思います。女優デビューとは思えない。
術後のシーンは特に良かったです。