ウェーブタイプはなぜ甘い・フェミニンが得意と言われるの?
骨格診断は、骨格を触診しながら体のラインの特徴と質感を探り、それによって似合う形(デザイン)と素材が分かる診断です。
ウェーブタイプはラインの特徴がゆるやかで質感が柔らかいタイプです。
これは、他タイプと比べると筋肉で作られるメリハリがない、また骨によるしっかり感がないということです。
筋肉&骨感を感じない=”脂肪のやわらかさをまとった女性的な様子”という印象へと結びつきます。
その結果曲線が得意となり、上半身の華奢さをカバーする効果も加味しフリルやリボンなどの装飾が推奨される傾向にあるのです。
以上がウェーブタイプが甘い・フェミニンが似合うと理論付けられている理由です。
ここから、現実的にどう取り入れていけるか考えてみたいと思います。
顔の印象+年齢+ライフスタイル+・・どう落とし込む?
いざ、骨格診断を活かしてファッションを更新していこうと思った時、立ち止まってしまいがちです。
なぜなら、私たちは洋服のデザインだけを見て服を選んでいるわけではないからです。
自分にあった雰囲気、着ていく場所、必要な服、着たい服など様々な希望があって、そこに診断結果を擦り合わせる・・。
この先ずっと洋服を選ぶという行動は続いていくので自分なりの落としどころがないと前には進めません。
そんな時はウェーブタイプはどんなタイプかもう一度思い出してみてください。
・上半身が華奢でウエスト位置は低めなので重心は上げることが必要(個人差あり)
・筋肉&骨感は感じられない、よって重い・硬い服は苦手
・質感は柔らかい=柔らかい素材が得意
・曲線が得意
・得意なのはXラインやAライン
・Iラインは寂しくなる可能性あり
・足し算のスタイルが得意
ウェーブタイプの定番コーデにとらわれず、
・なぜ似合うのか(スタイル良く見えるのか)
・なぜ似合わないのか?
その理由を思い出しながら自分の希望と擦り合わせてコーディネートを考えていきます。
年齢別コーディネート例(30代・40代・50代)
ウェーブタイプの定番のコーディネートでよく見るスタイルですね。
これは、私の意見ですが、20代の方と同じ服を着て並んだと想像して、ファッションうんぬんではなく歳の差だけが際立つ!と思ったらそれは年齢に合っていないと思っています。私の場合、フレアスカートで膝上丈は20代まで。
スカートをミモレ丈にするだけでかなり落ち着いた大人の女性になります。
足元はバレエシューズで曲線を取り入れます。
髪型がボブであれば首周りが寂しいかもしれないのでネックレスをつけたりストールを巻いたりするといいですね。
革のジャケットにミモレ丈スカート
革は柔らかいラムレザーでノーカラーだとどんな印象の方にも似合うと思います。レザージャケットは合皮でもOKです。
ミニスカートをはくならロングブーツと合わせたいですね。ファーつきのコンパクトなダウンベストで重心を上げアクティブなイメージに。
40代でフレアスカートに抵抗を感じたらデザイン性のあるタイトスカートを選びましょう。得意のツインニットと合わせたら大人の女性らしいコーディネートになります。
ツインニットは無難な印象になりやすいので小物をしっかり揃えてコーデを組むと垢抜けます。
得意なツイードジャケットをパンツに合わせてクールに仕上げて。
高い位置でウエストマーク。このままだとIラインなのでここにジャケットを羽織ったり、ファー小物を持つと華やかさが出ます。
ファー素材は得意です。ブローチを使って重心をあげるテクニックはどんどん取り入れていきたいです。パンツは足首が見える丈でバランスを取りましょう。
軽いコットンタイプのジャケット、手首が見える短い袖丈、短めの身丈はバランスが取りやすいです。ジャケットにパンツの組み合わせなので靴や小物でフェミニン要素を足して下さい。
ここでは、ラウンドトゥのシューズにシフォン素材のストールをまとうことでフェミニン要素が足されています。
デザイン性のあるスプリングコートで華やかに。ナイロン素材はウェーブ得意の素材です。
パンツとあわせてカジュアルなコーデも素敵
甘辛バランスは色と形(デザイン)で調整します
ウェーブタイプの共通点は柔らかい質感をもっているところです。
柔らかい・軽い・空気感、そういった素材を選び、シルエットは曲線を感じさせる様子を意識するのは基本どおり。
そこを押さえた上で、装飾による甘さの分量を考えたり、色で甘さを引いたりしてみてください。(色はピンクや紫、水色などのパステル系の色は甘さを感じます。)
アイテム同士でも甘辛バランスは調整できます。
トップスが甘いならボトムスはパンツ
トップスがカジュアルならボトムスはスカート
全体印象を見ながらコーディネートを組んでみてくださいね。