絵画・名画の裏話を解説!世界一受けたい授業の怖い絵

絵画などの芸術作品にうとい人でも、名画と言われる有名な絵を見れば「見たことあるある!」ということありますよね。

通常、名画は描かれた時代や有名な画家とともに紹介されることが多いですが、実は目にしただけでは分からない様々な意味や意図が隠されているということを知っていますか?

朗らかに笑っている婦人の絵かと思いきや、実はスリを働いている最中だったり、可愛らしい子どもの絵と思いきや、実は死に怯えている場面を描かれたものだったり・・

タイトルの意味、描写方法、描かれている人物の背景など、絵画の面白さや奥深さを分かりやすい解説で教えてくれるのが、世界一受けたい授業というテレビ番組の講師として何度も登場されている中野京子先生です。

中野京子先生は”怖い絵”というタイトルで多数の書籍を出されていて、絵画の解説でとても有名な方です。

それでは、世界一受けたい授業で紹介された怖い絵を2作品ご紹介します。

世界一受けたい授業 政府の隠蔽を暴く絵

Wikipedia出典

これはある海難事故の様子を描いたジェリコーの作品です。

パリのルーヴル美術館に展示されている、縦5m・横7mの大きな絵、
「メデューズ号の筏」
この絵は、19世紀に実際に起きた海難事故の様子を生存者の話を元に描いたものです。

遥か遠くを航行する船に手を振り、助けを求める絶望的な光景。

ジェリコーがこの絵を大きく大きく描いた理由は、この海難事故は政府によってその内情が隠蔽されている!ということを伝えたかったからだそう。

事故を起こした船長や船員、貴族は救命ボートで避難し、この絵に描かれているのは救命ボートに乗ることが出来ず見捨てられた人々の様子だったのです。

世界一受けたい授業 実は○○の瞬間を描いた絵

続いては、抜歯屋と言われる男が客の歯を抜く様子とそれを見物している人々の絵のように見えますが、実際は・・・

抜歯を見世物にする様子を描いた絵画
ホントホルストの「抜歯屋」。
この抜歯屋の絵には怖い犯罪の瞬間が描かれています。

よく見ると一番左の男が前方にいる婦人の荷物に手をかけています。

実はこれはスリの瞬間を描いたもの。

この絵からは、スリや詐欺には気をつけようというメッセージが発信されているのです。

思いがけない意外なメッセージに驚きます。

昔は絵画こそが表現の主で、それゆえ様々な意図で描写されてきたのですね。

中野京子先生の書籍「怖い絵」は人気がある?

中野京子先生はドイツ文学者という立場から数多くの絵画を”恐怖”の視点で解説されており、本を20冊以上出版されています。

Amazonのレビューにつく星の数はどの本も☆が4つ以上ついているのでものすごく人気があるようです!

2017年7月現在で最新の書籍は 新・怖い絵

絵の背景にある歴史の闇や人間の暗部に注目し『名画に描かれた「怖さ」を読み解く』という新たな絵画の楽しみ方を提唱し大ヒットした、「怖い絵」シリーズの待望の新刊が満を持して登場!今回取り上げるのは、シャガール、ミレー、モネ、ゴヤ、カラヴァッジョといった有名どころからゲイシー、ブグローなどマニア向けまで多種多彩。中野節炸裂、絵画ファンから歴史ファンまで大満足の解説書。

怖い絵シリーズは3冊でており、その新作です。

Amazonのレビューには、

  • 前作同様、新シリーズも学ぶ点がたくさんある
  • 素人でも知っている絵の解説があり、話が広がっていくので面白い
  • 絵画鑑賞をより深く楽しめるようになった

と言った好レビューが並んでいます

一方で、

  • ネタ切れ感を感じる
  • 読み手の知識が必要

といった意見もあったので、初めて読むなら怖い絵1巻からがいいのかもしれませんね。

海外旅行で美術館を訪ねる計画を立てたら、怖い絵を勉強してから鑑賞するとこれまでの視点と違った味わい方ができるはず。

怖い絵展情報~2017年は兵庫県立美術館と上野の森美術館で開催

海外へ行かなくとも、日本で怖い絵を鑑賞することができます!

2017年7月22日(土)~9月18日(月・祝) 兵庫県立美術館

2017年10月7日(土)~12月17日(日) 上野の森美術館

公式サイト

怖い絵展 2017年

怖い絵 本当に面白く奥深く、知的好奇心をくすぐられます。

家族みんなで楽しめるのもいいですね。夏の怪談話が苦手な方も西洋の怖い絵で涼むのはいかがですか^^

引き続きテレビでも紹介を続けて欲しいなと思います。

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